米軍需企業「ロッキード・マーチン」のマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)は23日、同社が主要開発元となっている米軍の次期主力戦闘機F35の製造コストの積極的な引き下げに努力する方針を明らかにした。


同CEOは声明で、トランプ次期米大統領に対しコストを果敢に削るとの「個人的な約束」を伝えたとし、この約束は守るとも述べた。


トランプ氏は22日、F35の製造費が膨大過ぎるとして米ボーイング社のF18スーパーホーネットの改良型に交代させる可能性に言及。ボ社に改良型を開発する場合のコスト算定を求めたことを明らかにしていた。


同氏はまた、21日に両社のCEOとも会談している。


ヒューソンCEOは声明で、トランプ氏との会談は極めて良好なものだったと指摘。次期大統領のメッセージは間違いなく受け止めたし、F35のコスト削減に対する考え方も明確になったと続けた。


敵レーダー網の探知を最小限にするステルス機能を持つF35は開発が遅れ、製造コストも膨れ上がっている。米政府の財政負担は今後22年間で約4000億ドル(約46兆8000億円)に達すると見積もられている。


これはトランプ効果だろうか。安くなればいいことだが、どのくらい価格を引き下げることができるのだろうか。また改良型とは言ってもF18では完全なステルス機能を持たせることができないだろうし、安いからと言って性能的にどうなんだろうか。それにしても毛色の変わったおじさんが米国の大統領になって国内も国外も大騒ぎではある。


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