19日の日経平均株価は、過熱気味の相場や円高傾向などで売り買いが交錯、利益確定に押し込まれて、前週末比9円55銭安の1万9391円60銭と10営業日ぶりに小反落。東証1部の出来高は17億3743万株、売買代金は2兆1437億円。騰落銘柄数は値上がり856銘柄、値下がり1022銘柄、変わらず121銘柄。市場は、材料と言えば日銀のETF買い思惑くらいだろう。海外投資家のクリスマス休暇入りが増え、商いは衰退していく。ただ、下値を仕掛けて追随する投資家はほとんどおらず、上もまたリスクがあり、指数は動きづらいのでないかと冷めた目で見ているようだ。
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、利益確定の売りが優勢となり、1ドル=117円台前半に下落したものの終盤は押し目買いで小戻した。午後5時現在は1ドル=117円34~35銭と前週末比86銭のドル安・円高だった。東京市場の始まり、ドル円は時間外取引での米長期金利の低下を眺めて売りが先行して117円70銭前後に緩んで始まった。午前9時以降も日経平均株価の軟調な展開や米長期金利の下げ幅拡大を背景に117円40銭台に値を下げた。正午にかけては日経平均の下げ渋りから買い戻される場面が見られたが、午後もドルロングのポジションが過熱気味で調整的に反落しやすい状況だそうで117円付近まで下押した。終盤は押し目買いが入り、117円30銭台で推移している。米国時間にはイエレンFRB議長が講演するため景気やインフレに明るい内容であればドル買い要因になるそうだ。
今日値を上げたのは超優良株のコマツだけでそれも1%未満の小幅な上げだった。大きく下げたのは三菱重工とIHIで重工は2%台、IHIは1%台、それに三菱UFJも1%台、トヨタ、ホンダ、パナソニックは1%未満の小幅な下げだった。このところ株価は上げまくって1万9千円台まであっという間に来てしまったが、トランプ期待以外にこれといった理由もないのでまたいつ崩れるか分からない。ドルがしっかりしているうちは大丈夫だろうか。
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