15日の日経平均は、FOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ決定を受け、朝方は為替市場でドル高・円安が進んだことで輸出関連株を中心に買いが先行、しかし買い一巡後は伸び悩み、前日比20円18銭高の1万92273円79銭と小幅に8日続伸、6日連続で年初来高値を更新して取引を終了。日経平均が8連騰となるのは、15年5月15日から6月1日にかけて12連騰して以来、約1年半ぶり。一時183円29銭高の1万9436円90銭を付け、取引時間中の年初来高値も更新した。東証1部の出来高は23億2463万株、売買代金は2兆8103億円。騰落銘柄数は値上がり1115銘柄、値下がり745銘柄、変わらず138銘柄だった。市場は、円安で自動車などが堅調だったが、内需系の銘柄も買われるなど、出遅れ銘柄を中心に循環物色が続きそうだと言う。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、FOMCの結果を受けて買いが強まり、1ドル=117円台後半に大幅上昇した。終盤は欧州勢による買いが優勢となった。午後5時現在は117円62~63銭と前日比2円64銭の大幅ドル高・円安だった。前日の米国市場ではFRBが2017年末の金利見通しを上方修正したため、117円台前半まで急反発。一旦117円付近に小緩んだが、東京市場の始まりには117円20銭台に強含んだ。仲値前後には日経平均株価が堅調に寄り付いた上、五・十日に伴う実需のドル買いに支援され、117円80銭台まで上昇した。その後、日経平均が伸び悩んだことに加え、時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことから117円10銭台に押し戻される展開。午後に入って日経平均が再び持ち直したため117円20~40銭台のレンジ内で推移した。終盤は欧州勢による買いが見られ、117円60~70銭台に水準を切り上げた。15日発表の米消費者物価やNY州製造業景況指数の結果が市場予想より上振れれば、上昇地合いに勢いがあるため118円台をトライする可能性があるそうだ。
今日の手持ち銘柄はトヨタ、ホンダ、三菱重工の輸出企業が1%台の上昇、三菱UFJとパナソニックが1%未満の小幅な上げだった。逆にIHIは4%近い下落、コマツも1%台の下落だった。IHIは三菱重工から大型高額護衛艦の建造をみんなかっさらっているのにどうしたことだろう。もっとも今時の戦闘艦はドン殻の値段など高が知れているが、・・。
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