2日の日経平均株価は、先物に売りが出て下げ幅を広げたが、その後やや戻して、前日比87円04銭安の1万8426円08銭と3日ぶりに反落。週末要因に加え、現地2日に米11月雇用統計、4日にはイタリアで憲法改正を問う国民投票など重要イベントを控え、持ち高調整売りの動きが重しとなったそうだ。東証1部の出来高は28億3340万株、売買代金は3兆178億円。騰落銘柄数は値上がり700銘柄、値下がり1172銘柄、変わらず118銘柄。市場は、久々の日経平均3ケタ安(取引時間中)で押し目を狙う投資家が増えているようだ。特にイタリア国民投票の影響が読みにくく、来週は先物主導で振らされる場面もあろうが、押し目買いニーズや日銀のETF(上場投資信託)買いがサポートするとみていると楽観気味のようだ。


2日の東京外国為替市場のドル円相場は、調整の売りに押された後は持ち直し、終盤は米雇用統計などのイベントを控えて小動きとなった。午後5時現在は1ドル=113円94~95銭と前日比21銭のドル安・円高だった。ドル円は前日の欧米市場で114円台後半を付けた反動で東京市場の始まりは利益確定の売りが進み、113円台半ばまで下落したが、正午にかけては114円前後まで買い戻しが進んだ。午後はベースとしてはドル高基調だそうだが、イベントを前に積極的な取引は見送られ、114円を挟んで小動きとなった。欧米時間に発表される米雇用統計については12月の米利上げに向けて確信を強める材料になり得るだけに市場の注目度は高い。ただ、4日にはイタリアで憲法改正を問う国民投票が控えており、FOMC前の不透明要因として強く意識されているため、雇用統計が予想に対して上振れても下振れてもドル円相場の変動は一時的で週末に向けたクローズの動きに収束していくそうだ。為替はよく分からんなあ。


今日は三菱UFJが5%台後半の大幅な値上がりで超不良債権も黒字転換している。これでホンダ以外はすべて黒になった。その他、パナソニックが1%台、三菱重工、IHIが1%未満ながら値を上げて引けている。一方、超優良株のコマツが1%台の下げ、トヨタ、ホンダは1%未満だった。今年は法人税収が減少しそうなのでアベノミクスは失敗と言うが、右上がりに上がり続けるなどこの時代では無理だろう。うまく内需を喚起する方法があればいいのだが、企業も人件費を抑制しているので難しいだろう。何かいい手はないのかねえ。


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