1日の日経平均株価は、OPEC(石油輸出国機構)の減産合意を受けた原油高、一時1ドル=114円80銭台までドル高が進んだ為替などで株価は大きく上げたが、先物が売られて値を下げ、それでも前日比204円64銭高の1万8513円12銭と続伸して取引を終了。1月5日の終値ベースの年初来高値(1万8450円98銭)を更新した。東証1部の出来高は28億2141万株、売買代金は3兆2911億円。騰落銘柄数は値上がり1137銘柄、値下がり735銘柄、変わらず118銘柄だった。市場は、米大統領選挙後に上向きトレンドとなった中で、未だに相場の動きに乗れていない投資家も多いようで押し目を着実に拾う動きが出そうだと相場の動きに注目のようだ。


1日の東京外国為替市場のドル円相場は、OPEC総会での減産合意を好感して、3月15日以来約8カ月半ぶりに1ドル=114円台に反発した。午後に入ると調整や実需の売りも出たが、下値は堅かった。午後5時現在は114円15~16銭と前日比1円43銭の大幅ドル高・円安だった。東京市場の始まりでドル円はOPEC定例総会での減産合意を受けたインフレ期待の高まりによる米金利上昇から午前9時前に114円80銭台まで上昇した。しかし、115円手前では利益確定売りや国内輸出企業の売りが出て伸び悩んだ。午後は日経平均株価が上げ幅を縮小する中、ドルの急速な上昇ペースへの警戒感も強まり、113円台後半に水準を切り下げた。終盤も調整の売りが続いたものの下値は堅く、週末に発表される米雇用統計への期待があるそうで114円台前半に切り返した。ドル円は米時間の米ISM製造業景況指数が良い結果となれば、上値のめどとなっている115円を目指すと言うが、OPECの減産合意についてはまだ不透明感が残る。115円台への上昇は強引だろうとも言う。


今日は手持ちの株価も景気が良い。三菱重工、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが2%台、ホンダ、IHIも2%に近く、トヨタだけが1%未満と取り残された。今は世界中の経済が連動しているので株価が上がったからと言って日本の景気が良いと言うわけでもないが、それだけ企業の手持ち資金が増えるので悪いことではないだろう。ただ、相場と実体経済が一致しないことは投資家ならだれでも知っているだろうからどこでドカンと行くか分からない怖さもある。


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