滋賀出身の戦国武将として再評価が高まっている石田三成を顕彰するため、彦根、米原、長浜3市で開いた「MEET三成展」が30日、閉幕した。来場者数は3カ所で計7万8千人を超え、キャラクター三成くんやひこにゃんが、引き続き三成をもり立てていくことを確認し合った。
 

同展は、3市でつくるびわ湖・近江路観光圏活性化協議会が主催。5月14日から、彦根城開国記念館(彦根市)と観音寺(米原市)、湖北観光情報センター(長浜市)の3カ所を会場に展示などを行ってきた。
 

この日は、3会場でひこにゃん、三成くん、ホタルンのキャラクターが「大一大万大吉」の旗をリレーし、顕彰活動を続けていくことを確認し合った。
 

同協議会によると、期間中の3カ所の総入場者数は7万8623人。プレオープンとして4月29日から開催した開国記念館の入館者は6万47人で、前年同期の2・4倍となった。


正統とされる歴史は権力者の手によって作られるので権力者に都合がいいように事実が歪められている。最近では「明治維新」がその最たる例だろう。ただのクーデターで先に幕府がやっていたことを後取りしただけなのに大改革をしたように喧伝している。あの時代、ちょっと気の利いたものが見れば誰でも国を開いて産業を興す以外にはないと思うだろう。そんなことは坂本龍馬や西郷隆盛の専売特許ではない。大体尊王攘夷運動など今で言えばテロリズムそのものだろう。


まあ、それはそれで三成くんも家康タヌキによって悪者にされた被害者で豊臣に忠義を尽くした生真面目者だった。ただ、その場だけでも清濁なんでも併せ呑んでみせると言った政治力ではタヌキに遠く及ばなかった。秀吉くんも三成くん、大谷くん、小西くん辺りにもっと大きな領地を与えて宇喜多くんと合わせて200万石くらいの対タヌキ包囲網でも構築しておけばよかったのに、・・。先月、米原・長浜に行って三成くんの実家跡など見てきたが、神様に化けたタヌキとはなんと差があることか。歴史には多面性がある。ある一面だけを見て真実と思い込むのは早計だろう。様々な角度からその時代を見て判断しないといけない。あ、大谷くんや小西くん、そして宇喜多くんも評価してやってくれ。


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