28日の日経平均株価は、前場は売りが先行して大きく下げたが、その後、日銀のETF(上場投資信託)買い期待が支えとなり、徐々に盛り返して前週末比24円33銭安の1万8356円89銭と8営業日ぶりに小反落。東証1部の出来高は21億8569万株、売買代金は2兆3546億円。騰落銘柄数は値上がり1343銘柄、値下がり534銘柄、変わらず107銘柄。市場は、日銀のETF買い観測がサポートした。円高については相関関係にあるが、その影響度は弱まっている。下値は堅いということだが、テクニカル面では過熱感があり、どこかで調整入れる段階にあるようだと調整時期と底値が気になるようだ。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、約1週間ぶりに1ドル=111円台に下落した。終盤は値動きの幅が大きいことなどへの警戒感から様子見姿勢が強まり、小動きとなった。午後5時現在は111円96~97銭と前週末比1円17銭のドル安・円高だった。始まりの東京市場は112円台後半で取引された。午前中は軟調に始まった日経平均株価に加え、米長期金利の低下や原油価格の下落を嫌気して111円30銭台まで下落。仲値発表後に国内輸出企業のドル売り・円買いが出たことも下落を後押しした。今までの上昇ペースが速かったため弱い材料が重なり利益確定の動きが進んだそうで、下値では値頃感から押し目買いが入った。午後は日経平均の下げ幅縮小を受けて112円台前半に強含む場面も見られたが、終盤にかけて値動きの大きさに対する警戒感と注目イベントを控えて様子見姿勢が強まったそうで112円前後でもみ合った。市場の関心は、OPEC定例総会、11月の米雇用統計、イタリア国民投票など相次ぐ重要イベントに集まっている。全て良い結果が出ればドル円は115円台を目指し、全て悪ければ110円台を割り込む可能性があるそうだが、この辺がまた取引のカギとなるんだろう。
今日はコマツ、三菱UFJが1%台、IHIが1%未満と3銘柄も値を上げて引けている。一方、トヨタ、ホンダ、三菱重工、パナソニックは1%未満ながら値を落として引けている。何だかよく分からないトランプ期待とかであっという間に1万8千円まで値を上げたが、期待はあくまで期待で調整は入るだろう。ただ、年末に向かうので大きく下げることはないだろうけど、・・。
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