政府は、2016年度第3次補正予算案を編成する方針を固めた。

 
複数の政府関係者が明らかにした。総額は1兆円前後になる見込み。経済対策関連の予算は計上せず、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受けたミサイル防衛システムの強化に、2000億円弱を盛り込む方向で最終調整する。

 
安倍首相が、近く麻生財務相に編成を指示する方向で、政府は12月中旬にも閣議決定し、来年の通常国会に提出する予定だ。

 
ミサイル防衛関連では、地上配備型誘導弾「PAC3」の改良型の購入費や、改良型PAC3を搭載するためのシステム改修費として計約1880億円を計上する。現在配備されているPAC3は、射程約15~20キロとされるのに対し、改良型の射程は約2倍となる。防衛省は、17年度予算の概算要求に購入費などを計上していたが、一部を前倒しする。


防衛費が5兆円を突破などとメディアは大騒ぎをしていたが、最近は補正予算を組んで正面装備を購入するなどの例が増えているので当初予算に補正分を合わせればもう結構以前から5兆円を突破していたんじゃないか。大震災復興予算で海自はC130輸送機(中古だけど)6機を買っているし、空自は津波でやられたF2戦闘機13機を修理再生している。オスプレイやAAV7など目玉装備購入で他の装備が圧迫されると補正でちゃっかり買っている。最近の自衛隊は首をすくめて世間を窺っていた以前と違ってなかなかどうして大したものだなと思う。


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