防衛省は25日、大容量のデータを安定的に送受信できる周波数帯域「Xバンド」に対応した通信衛星を、来年1月24日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。

 
同省初の通信衛星で、2020年度末までに計3機打ち上げる。通信方式が異なる陸海空の各自衛隊が相互に通信できるシステムを導入し、自衛隊の統合的な運用に役立てる。

 
同型の衛星は、米英がすでに保有しているが、日本はこれまで、CS放送会社の同型衛星3機に自衛隊用の通信中継器を搭載してもらっており、通信量に制限があった。中国の海洋進出への対応など、自衛隊による海外展開が増えていることを受けて、同省は、通信態勢の充実が必要と判断、独自開発に踏み切った。


軍隊が独自の通信網を持っておらず民間の衛星に中継器を乗せていると言うのはちょっと驚きだが、共用化の進んだ現代ではそういうこともありなのかな。いずれにしても独自のシステムを構築できるようになったことはいいことだろう。


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