25日の日経平均株価は、ドルが伸び悩んだことから先物に売りが出て利益確定に押されてマイン巣に転換する場面もあったが、輸出株の堅調で何とかプラス圏に盛り返して、前日比47円81銭高の1万8381円22銭と7営業日続伸。前場は円安基調を支えに買い優勢となり、終値ベースの年初来高値(1月4日大発会1万8450円98銭)を更新したが、後場寄り付きは利益確定売りが先行した。東証1部の出来高は24億9278万株、売買代金は2兆7225億円。騰落銘柄数は値上がり1030銘柄、値下がり835銘柄、変わらず124銘柄。市場は、昼の立ち合い外バスケット取引で売り越し額が多く海外勢が来月のクリスマス休暇をにらみポジション調整売りに動いた可能性がある。一方で国内投資家の押し目買いも入っているが、目先的には過熱感を冷ます意味でも調整が欲しいところだと上げ過ぎた株価に警戒感があるようだ。
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前は株高を眺め上値を追う展開となったものの終盤にかけては米長期金利の下落を背景に調整のドル売りが強まり、一時113円を割り込んだ。午後5時現在は1ドル=113円13~13銭と前日比18銭のドル安・円高だった。東京市場は113円台前半で始まり午前中は堅調な日経平均株価につれて113円90銭近辺まで上昇。五・十日のため仲値にかけて国内輸入企業のドル買いが入ったことも支えとなった。ただ午後に入り株価が急速に伸び悩むとポジション調整や利益確定の売りも交えてじりじりと値を下げる展開になり、さらに欧州勢が参入した終盤、時間外取引での米長期金利下落をきっかけにドル売りが再び優勢となり、112円80銭台まで水準を切り下げたが、市場は週末を前にした調整売りと見るようだ。
日経平均は今日も続伸、一時はマイナス圏稲を下げたが、輸出株の頑張りで盛り返したようだ。伸ばしたのはパナソニックがほぼ4%台、ホンダが2%台、トヨタ、三菱重工が1%台、IHIとコマツが1%未満だった。一方で金融株は冴えず、三菱UFJが2%台と落ち込んだ。金融関係は急に値を上げたからなあ。それにしてもトランプ期待は根強いがそれならなぜトランプリスクだったんだ。よく分からんなあ。
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