22日の日経平均株価は、円安一服感や福島地震などマイナス要因もあったが、米国株の高騰などで押し切り、前日比56円92銭高の1万8162円94銭と5日続伸。寄り付きから前日終値を挟んでもみ合い、前場は同6円高となった。東証1部の出来高は19億6090万株。売買代金は2兆1727億円。騰落銘柄数は値上がり1210銘柄、値下がり650銘柄、変わらず127銘柄。市場は、押し目買い意欲が強かった。米国市場は24日が感謝祭の祝日で休場となり、翌日は短縮取引。目先は大きく動くことはなさそうなので休場明けとなる24日の日本市場も堅調な地合いとなりそうだと余裕のようだ。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、福島県沖の地震による売りが一巡した後は材料が乏しく小動きとなったが、終盤には上値を試す動きが見られた。午後5時現在は1ドル=110円91~92銭と前日比01銭の小幅ドル高・円安だった。東京時間の始まり、111円付近で推移したドル円は福島県沖の地震発生を受けたリスク回避のドル売り・円買いの動きが強まり、110円40銭台に急落した。その後も時間外取引での米長期金利下落や弱含んで始まった日経平均株価を眺めて110円20銭台まで値を下げた。正午にかけては米金利の上昇や株価回復により、110円80銭台まで値を戻した。午後は前日111円台に乗せた達成感から上値が重くなり、しばらく110円60~80銭台でもみ合った。終盤に向けては米長期金利が上伸したため、欧州勢が上値を試す動きも見られた。要は行ったり来たりどうしようかと言うところだろう。上値を試す動きが今後も続くかは投資家はドル売りポジションを多く持っているため、今週中にも112円を試すかもしれないが、チキンレースの様相のため一転し下落する可能性もあるそうだ。
今日は三菱重工が頑張って1%台の上昇、その他は三菱UFJが1%未満の上げでトヨタ、ホンダは1%台、IHI、コマツ、パナソニックは1%未満ではあるが値を下げた。このところかなり荒く上げているのでそろそろ上限でドンと来るかと警戒感もあるのだろう。トランプさんはTPP脱退宣言をしたそうだが、アジア、太平洋地域の市場を中国に席巻されてもいいのかねえ。今時、保護主義もないと思うのだけど、まあ、よく分からんなあ。
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