21日の日経平均株価は、円安基調を好感して買いが先行、先物にも買いが入って利益確定を押し切り、前週末比138円61銭高の1万8106円02銭と4営業日続伸。終値での1万8000円台回復は1月6日(1万8191円32銭)以来10カ月半ぶりとなる。東証1部の出来高は20億7074万株、売買代金は2兆2867億円。騰落銘柄数は値上がり1405銘柄、値下がり463銘柄、変わらず117銘柄。市場は、先高観が根強く、コール・オプションに絡んだ先物ヘッジ買いが指数を支えた面もあるだろうが、いずれにしろ為替次第だが、一方で過熱感は否めず、どこでブレーキが掛かっても不思議ではないとやや過熱気味の相場に警戒感を見せた。


21日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国の長期金利上昇を受けて水準を切り上げたが、終盤は調整売りに伸び悩んだ。午後5時現在は1ドル=110円90~91銭と前週末比21銭のドル高・円安だった。東京市場の始まり、ドル円は時間外取引での米長期金利上昇を背景に買いが優勢となり、5月31日以来の111円台に乗せた。仲値発表後は、実需筋のドル売り・円買いに押されて110円60銭台まで軟化したが、日経平均株価や米長期金利が堅調に推移したことから再び買い直され、111円20銭台に迫った。その後は111円付近でもみ合う展開となったが、終盤はやや調整売りが勝り、上値を削った。連日のドル高基調となったが、先行きについてドル円は上昇スピードが速い上、今週は日米とも祝日を控えているため、今後は調整の動きが強まることが予想される。111円台後半では頭の重い展開になりやすいと市場は言う。トレンドや勢いがある中でチキンレースのように上値を試している状態で、いつ調整のドル売りがあってもおかしくないとこちらも警戒感を見せている。


今日は三菱UFJが2%台と大きく値を上げている。次はコマツで1%台後半の上げとなっている。それ以外はトヨタ、三菱重工、IHI、パナソニックなど1%未満の小幅な上げだった。ホンダだけが1%未満ながら小幅に値を落として引けている。このところの値上がりはトランプ期待とか言っているが、リスクだの期待だの何時どうなるか分からない危うさがあるようだ。まあ何しろ相場のことだから確実なんてことは何一つないのは当然ではあるが、・・。


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