11日の日経平均株価は、ジェットコースターのような相場模様の後は上にも下にも動きにくく手控え気分の中、前日比30円37銭高の1万7374円79銭と小幅続伸した。今日算出の日経平均ミニ先物・オプション11月限のSQ(特別清算指数)値は1万7596円78銭。東証1部の出来高は33億9544万株、売買代金は3兆6150億円。騰落銘柄数は値上がり784銘柄、値下がり1115銘柄、変わらず87銘柄。市場は、前場に4月戻り高値(25日取引時間中高値1万7613円56銭)にタッチし、東証指値総計では買いが減り、売りが増加した。ここから上は利益確定売りが出やすい水準だ。次期大統領トランプ氏の政策期待が先行しているが、冷静に見極める必要があろうだそうだ。
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、前日の米国市場の高値水準を引き継いで始まったが、持ち高調整の売りや日経平均株価の上げ幅縮小を受けた売りに抑えられ伸び悩んだ。終盤になって買い直され、1ドル=106円台後半となった。午後5時現在、106円69~69銭と前日比1円07銭のドル高・円安だった。始まりからドル円は、106円90銭台の高値圏で推移、107円手前では利益確定売りや国内輸出企業の売りが出た。株価の伸び悩みも眺めて一時106円20銭台まで軟化した。引き続き米大統領選で勝利した共和党のトランプ氏への政策期待が根強い中で午後は米長期金利の時間外取引での上昇による買いと持ち高調整の売りとが拮抗し、106円30~60銭台のレンジ内でもみ合った。午後5時にかけては改めて買い直す動きが強まった。最近のドル円の上昇ペースの速さについて市場では、トランプ氏が掲げる政策の良い面にだけ焦点が当たり移民問題や通商政策への懸念には目が向いていないとの警戒感がある。市場が冷静になってくると楽観論は後退し、反トランプデモが過熱すればリスク回避ムードが広がる可能性があるそうでドル円の先行きに対して慎重な意見が目立つ。トランプリスクと騒いだり政策期待と持ち上げたり、相場も何を考えているのか分からんな。
トランプリスクなのか機体なのかよく分からんけど今日は超不良債権の三菱UFJが9%台まで上げている。どうしたんだろう。その他、コマツが5%台、三菱重工が3%台、トヨタとIHIが1%台、ホンダだけが1%未満だった。そして今日唯一値を下げたのはパナソニックで1%未満の小幅だった。トランプリスクなのか政策期待なのか分からんけど現時点で経済にそうそう活が入るような政策はないのではないかと思う。市場ももっともらしいことを言うが、どうもその場の雰囲気でものを言っているようにも聞こえるが、どうなんだろう。
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