今日は長浜の石田町へ、石田三成の出身地だそうだ。北陸道長浜IC からしばらく走った町外れの集落、昨日は石田三成祭りだったそうでその片付けで大変そうだった。集落中が石田三成一色でこんなところで家康タヌキのことを褒めたりしたら殺されるかもしれない。
慰霊碑だの石田館跡だの一応の旧跡はあるが、極めてつつましやかだ。タクシーには石田三成が大きく描かれていた。天下に覇を唱えられるかどうかは才能と運だろうけどその点では石田三成も人的魅力に欠けたのが大きく響いたかもしれない。では家康タヌキが才能があったかどうかと言えば忍耐力と吝嗇では他の追随を許さなかったかもしれない。タヌキだから化かすのもうまかったんだろう。ずいぶん騙されてバカを見たのがいるが、騙される方もバカなんだろう。僕自身は家康という人物は好かない。
それから長浜から自宅へと向かった。途中、養老SAに寄って給油した。岐阜から岐阜羽島が工事渋滞で45分ほどノロノロ運転を強いられた。バイクはノロノロ運転はいけない、疲れるなんてものじゃない。そこから新東名の掛川PAまでノンストップで走ってきた。バイザーに虫がたくさんついて視界が効かなくなるほどだった。午後から雲が出て日がかげって寒いのなんの、もう冬支度でないと寒くていけない。今年のバイクは終わったなあ。
大体、バイクなんて夏は炎熱地獄、冬は極寒地獄、そして走っていれば台風の暴風圏に放り出されたように強風に吹き曝される。四輪なら完全空調で飲み食い自由、女と戯れることも可能だ。バイクで女と戯れた日にはあの世で天使とも戯れることになる。あるいは地獄で小悪魔と戯れるか。バイクが絶滅危惧種なのも無理はない。こんな乗り物に誰が乗るんだ。はい、僕が乗ります。今年のロングツーリングは終わった。なかなか楽しかった。また来年の春からどこに行こうか。

※ 石田一族の慰霊碑、なんとも控えめでささやかなものだ。

※ 石田館跡の三成像と碑、記念館は祭りの片付けで忙しかったようだ。多少の展示物もあった。おじさんがパンフレットをくれた。

※ 上りの養老SA、ここは女子トイレの前で写真を撮るのはなかなか神経を使う。テラスの屋根にジョロウグモがいっぱい巣を編んでいた。

※ 新東名掛川PA、200キロをノンストップで走って疲れた。
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