南スーダンの首都ジュバで今年7月、政府軍と武装勢力との大規模な衝突が発生した際、国連の平和維持活動(PKO)部隊が、政府軍兵士の襲撃を受けた外国人援助関係者らの救出要請に応じなかったことが、米NGOの報告書で判明した。日本政府がPKOに参加する陸上自衛隊部隊への任務付与を検討する「駆け付け警護」の典型例だが、政府軍相手に戦闘となることを懸念して出動しなかったとみられ、現場での任務遂行の難しさが改めて浮き彫りになった。

 
問題の襲撃は政府軍とマシャール前第1副大統領派の部隊の戦闘が激化していた7月11日午後に発生。政府軍の兵士約80~100人が、外国人援助関係者らが滞在していたジュバ市内の宿泊施設に侵入した。

 
「紛争地域民間人センター」(米ワシントン)の報告書によると、兵士たちは少なくとも5人の外国人援助関係者の女性を集団でレイプしたほか多数の人々を殴打するなどし、南スーダン人記者1人が、前副大統領の出身民族ヌエル人であることを理由に射殺された。この間、援助関係者らは、国連南スーダン派遣団(UNMISS)や米国など各国大使館に何度も電話などで救助を要請。UNMISS司令部は中国やエチオピアなどのPKO部隊に出動を求めたが、拒否されたという。


腰抜け、「義を見てせざるは勇なきなり」と言うだろう。でも、旧式とは言え、それなりの装備を持った政府軍が暴れているんじゃあ出て行ったら戦闘は覚悟になる。そんな状態で自衛隊は大丈夫かねえ。装備も拳銃、小銃、機関銃程度だし、・・。戦闘に至らずに収めるには相手に無言の威圧を加えることなので、できれば戦車とは言わないまでも89式歩兵戦闘車くらいあった方が良いだろう。何よりも法的な手かせ足かせと相手を殺害した場合、帰国後に自衛官を殺人罪で告訴するおバカが出るだろう。この際、南スーダンからは引いたらどうかねえ。


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