24日の日経平均株価は、午前中にマイナス圏に転落した株価は先物の復調でプラス転換、日銀のETF(上場投資信託)買い観測も背中を押し、終盤やや利益確定に押されたが、最後は締まって、前週末比49円83銭高の1万7234円42銭と反発。東証1部の出来高は14億713万株、売買代金は1兆5658億円と今年2番目の低い水準となった。騰落銘柄数は値上がり1231銘柄、値下がり619銘柄、変わらず135銘柄。市場は、日銀のETF買いが入ればサポートになるが、前週の上昇で短期的な過熱感もあり、大きな動きにはなっていない。主要企業の決算内容とその後の株価動向が注目されるが、現状の為替水準を維持するようであれば今回の決算でアク抜けの可能性があると言う。


24日の東京外国為替市場のドル円相場は、取引材料に乏しく狭い値幅での動きに終始した。終盤は売られる場面もあったが、下値は限定的だった。午後5時現在は1ドル=103円92~93銭と前週末比08銭の小幅ドル高・円安だった。始まりから昼すぎにかけては、103円80~90銭台の狭いレンジの中で取引された。午後3時すぎに米国の長期金利が時間外取引で低下するとドル円も売りがやや強まり、103円70銭台まで軟化した。ただ、日経平均を含めたアジア主要株価が底堅さを見せた中でドル円も下値は限られ、売り一巡後は再び103円80銭台に戻した。今週末にはドイツ銀行決算や米国の実質GDPの発表を控えており、週前半は投資家の見極めムードが支配的になっているようだ。


今日値を上げたのはIHIとコマツだが、IHIは2%台と大きく上げたもののコマツは1%未満の小幅だった。トヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックは1%未満の小幅な下落、1万7千円台は維持しているもののこれといった材料もなく大幅な上げは難しい様だ。


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