20日の日経平均株価は、為替の円安傾向や米大統領選挙でトランプ候補の支持率が下がった「トランプリスク」の後退などで、前日比236円59銭高の1万7235円50銭と5日続伸して取引を終了。終値ベースで1万7200円台を回復するのは、5月31日以来、約5カ月ぶり。東証1部の出来高は18億5108万株、売買代金は2兆825億円。売買代金は9月30日以来、13日ぶりに活況の目安とされる2兆円を超えた。騰落銘柄数は値上がり1446銘柄、値下がり414銘柄、変わらず125銘柄だった。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の上昇を背景に買いが優勢となり、じりじりと水準を切り上げる展開となった。午後5時現在は、1ドル=103円72~72銭と前日(午後5時、103円52~52銭)比20銭のドル高・円安。始まり、ドル円は、103円30銭台で推移。仲値にかけてはダドリー・ニューヨーク連銀総裁が年内の利上げに言及したことや日経平均の堅調を受け、103円60銭台に上昇。昼前にいったん緩む場面があったが、午後はじり高となり、終盤は103円80銭近辺まで値を伸ばした。午後の動きについては、米大統領選討論会後の世論調査結果がクリントン氏優勢となったことで安心感が広がり、リスクオンムードが広がったらしい。欧州時間にはECB理事会が開かれるが、市場の関心は欧州通貨に移っており、ドル円は理事会前までは様子見姿勢が続くそうだ。
今日は日経平均はトランプリスクオフで大きく値を上げた。その割には持ち株はさほどでもない。2%台は三菱重工だけ、トヨタ、ホンダ、三菱UFJが1%台、IHI、コマツ、パナソニックが1%未満だった。1万7千円台はよほどのことがないと突き破れない高い天井と言っていたが、何のことはない、簡単に超えてしまった。しかし、これを維持するのはまたなかなか難しそうだ。5日連続で値を上げているので明日辺りは利益確定が出るのではないだろうか。
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