政府は19日、南シナ海でのマレーシアの海上警備能力強化を支援するため、全長90メートル級の中古の大型巡視船2隻をマレーシアに供与する方針を固めた。

 
複数の政府関係者が明らかにした。一方的な海洋進出を続ける中国をけん制する狙いがある。

 
日本、マレーシア両政府は、ナジブ首相が11月中旬に来日する方向で検討しており、今後、供与に向けた協議を本格化させる。

 
政府関係者によると、海上保安庁の中古の大型巡視船2隻を補修し、マレーシア側に来年中に引き渡す方向で調整している。また、補修には政府開発援助(ODA)による資金を活用することなどを検討している。

 
全長90メートル級の大型巡視船は、9月にフィリピンに供与を表明したものと同じ規模。マレーシア側が、悪天候でも航行能力が高い日本政府の巡視船の供与を要請していた。



対中包囲網形成のために一生懸命あちこちに巡視船を配っているが、フィリピンは米国を袖にして中国にすり寄っているし、他のアジア諸国も何だかんだ言いながら中国と言うスーパーパワーの存在は無視できないようだ。船を配るのは良いが、配った船の舳先が日本に向かなければいいのだが、・・。


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