19日の日経平均株価は、売り買い交錯のもみ合い状態が続いたが、最後に先物にまとまった買いが入ったことから値を上げて前日比35円30銭高の1万6998円91銭と4営業日続伸だった。しかし、買い一巡後は上げ一服となり、1万7000円台は維持できなかった。17年3月期第2四半期(16年4-9月)決算発表の本格化や日本時間20日午前の米大統領選候補の第3回テレビ討論会を控え、買い進む動きには発展しなかった。東証1部の出来高は15億6110万株、売買代金は1兆6631億円。騰落銘柄数は値上がり1197銘柄、値下がり624銘柄、変わらず164銘柄。市場は、日経平均は4日続伸したが、合計上昇幅は二百数十円で上げる力はさほど強くなく1万7千円超えでは利益確定売りが出易い。米大統領選(11月8日投開票)までは動き難いのではないかと控え目のようだ。


19日の東京外国為替市場のドル円相場は日経平均株価の値動きを眺めた小動きが続いた後、終盤にかけては調整売りが出て下落した。午後5時現在は1ドル=103円52~52銭と前日比47銭のドル安・円高だった。始まり、ドル円は103円80銭前後で取引された。仲値に向けては国内輸出企業の売りが出て103円60銭台に軟化。日経平均株価が切り返すと103円80銭台に反発した。午後は同水準での小動きが続き、終盤に向けては直近安値の103円60銭を割り、ストップロスのような売りが出たそうで下げ足を速め、103円40銭近辺まで沈んだ。夕方の下落については主要通貨に対してドルが売られ、ドル円にも波及したようだ。米大統領選討論会を控えた利益確定の動きもあったようだと言うが、調整売りの色合いが濃かったようだ。


今日値を上げたのは三菱重工、三菱UFJの三菱グループだが、上げ幅は1%未満とごく控えめだった。一方下落はホンダとコマツが1%台、超優良と不良株が足並みをそろえた。その他、トヨタ、IHI、パナソニックが1%未満の小幅な下げで引けている。しかし、株価が動かない。1万7千円を突き抜けるなんてよほどの材料がないと無理だろう。


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