17日の日経平均株価は、ドル高で買いが先行したが、午後は売り買いが交錯して膠着状態となり、前週末比43円75銭高の1万6900円12銭と続伸。東証1部の出来高は15億2703万株、売買代金は1兆6333億円。騰落銘柄数は値上がり1204銘柄、値下がり624銘柄、変わらず157銘柄。市場は、材料がなく動きがない。決算、米大統領選待ちで円安が進んでいる訳でもない。当面は決算絡みの個別株物色をこなしつつ、イベント通過待ちといったところだと材料難に打つ手なしのようだ。


17日の東京外国為替市場のドル円相場は、売買材料に乏しい中、方向感なく推移した。終盤は調整売りが出て一時1ドル=104円を割り込んだ。午後5時現在は104円14~16銭と前週末比06銭の小幅ドル安・円高だった。始まり、ドルは売られ、104円近辺まで下落した。午前9時以降は日経平均株価の上昇を眺めて一旦は104円20銭台まで買い戻されたが、人民元安や株価がマイナス圏に沈んだことにより一時104円を割り込んだ。株価の切り返しを受けて正午にかけて104円30銭台まで上伸。しかし、同水準では輸出企業の売りなどが出て上値が重く、午後は狭いレンジで方向感なく推移した。終盤はポジション調整の売りが出た後に買い戻されるなど不安定な値動きとなった。今週は週後半に指標発表やイベントが多く、週前半は材料に乏しく総じて方向感のない動きとなるそうだ。一方、米大統領選の行方が見えてきたことでドル円は底堅さを保っているようだとも言う。


今日は全般に動きは小幅だったが、パナソニックだけが2%台と大きく上げているのはテスラと太陽電池生産で提携したためだろう。その他、トヨタ、三菱重工、IHI、三菱UFJ、コマツは1%未満の小幅な上昇、ホンダだけが1%未満ではあるが小幅に値を落としている。株価も1万7千円に近づくと上値が重くなるようでこれを抜いて値を上げるのはかなり大きな材料が必要だろう。


日本ブログ村へ(↓)