防衛省統合幕僚監部は14日、日本領空に接近した外国軍機などに航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)した回数が今年度上半期で594回(7~9月の第2四半期は313回)に上り、半期ごとの統計を取り始めた平成15年度以降で最多だったと発表した。前年同期比で251回増。スクランブルの対象となった国別では中国機が407回で、15年度以降で最も多かった。

 
これまでの最高は26年度上半期の533回で、ロシア機が324回を占めていた。今年度上半期のロシア機は180回にとどまり、前年同期比で176回増となった中国軍の活発な活動が押し上げ要因となった。このままのペースで推移すれば、1年間で過去最高だった昭和59年度(944回)を上回ることになる。

 
防衛省は中国機へのスクランブルが急増した背景として、中国軍の航空戦力の近代化や東シナ海海上における情報収集・警戒監視の強化を指摘。また、「より遠方での制空戦闘、対地・対艦攻撃能力などの向上を目指す訓練などとも関連がある」として、西太平洋で行動の自由を確保するための接近阻止・領域拒否(A2AD)能力強化が背景にあると分析している。

 
航空方面隊別では、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む南西諸島を担当している空自南西航空混成団(那覇市)が最も多い382回に達し、最近5年間で最も多かった。中国機は戦闘機、ロシア機は爆撃機が多かったという。


中国の海洋進出を巡って日本はこれだけの軍事的圧迫を受けている。それをどうして戦争法案廃止だの辺野古移設反対だの高江ヘリパッド反対だのと言うのかねえ。そういう市民と称する一群の皆さんには安全保障に関して対案はあるのだろうか。ただ反対のための反対だからそんなものあるわけねえよなあ。「それは政府のやることだろう」がせいぜいか。F35が配備になるが、戦闘機、360機くらいは欲しいねえ。


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