東京都議会定例会は13日、待機児童解消に向けた総額126億円の補正予算案や知事給与を半減させる条例案など都が提出した30議案を可決し、閉会した。
都知事選前に想定された小池百合子知事と都議会自民党との全面対決はなく、「オール与党化」の様相となった。
この日、採決前の意見表明で、最大会派の自民党は、「知事提案のすべての議案に賛成」との立場を示し、「知事と協力すべきは協力し、切磋琢磨(せっさたくま)していく」と協調路線を鮮明にした。
閉会後、川井重勇議長(自民)は、あいさつに訪れた小池知事を「ご苦労さまでした」と握手で迎えた。知事就任直後は小池知事との記念撮影を拒んだが、この日は副議長と3人、笑顔で写真に納まった。
小池のおっかさんの劇場型政治は他人がやった負の部分を引っ張り出してそれを使って行うもので引っ張り出すのは簡単だが、それを修復して収めるのは容易なことではない。当然のこと議会の協力が必要になる。都議会にしても悪者にされて都民の圧倒的な支持があるおっかさんと闘うのは得策ではない。そんなところで要は双方の利害が一致したということか。
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