5日の日経平均株価は、ドル高基調を材料に買いが進んだが、円安一服などマイナス材料でもみ合いになり、最後は買いが押し切ったが、利益確定などにも足を引っ張られて、前日比83円59銭高の1万6819円24銭と3日続伸。終値での1万6800円台は9月21日(1万6807円62銭)以来9営業日ぶりとなる。東証1部の出来高は17億2075万株、売買代金は1兆8878億円。騰落銘柄数は値上がり1197銘柄、値下がり643銘柄、変わらず140銘柄。市場は、円安を支えに日経平均は200日線を回復してきた。本丸の52週線を超えられればレンジ上限をブレークする可能性が出てくる。期待の方にウエートが掛かり始め、週末の米9月雇用統計まではしっかりした展開になるのではないかと先行きに期待する向きもあるようだ。


5日の東京外国為替市場のドル円相場は、米国の長期金利上昇などを受けた買いに支援され高値圏でもみ合う展開となり終盤には9月14日以来、約3週間ぶり一時1ドル=103円台に乗せた。午後5時現在は102円78~82銭と前日比39銭のドル高・円安だった。始まり、概ね102円80銭台で小動きだったドル円は午前中に利益確定や持ち高調整の売りに押されて一時102円60銭台に緩んだもののその後は日経平均株価の上昇を眺めて買われ、昼にかけて102円90銭台へ再浮上した。午後は買いが一巡し、102円70~80銭台での推移が続いたが、終盤は英EU離脱問題を背景とするポンド安・ドル高が波及し、ドル円も103円を付けた。前日の海外市場でECBが量的緩和を縮小するとの一部報道を受けて欧州・米国市場で長期金利が上昇。これを受けてドル円は米国時間に102円90銭台まで水準を切り上げ、明けた東京市場もこの流れを引き継いだ。ただ、心理的節目である103円を付けると伸び悩み、102円台後半に押し戻された。市場は今夜の米ISM非製造業景況指数を見極めたいとの向きが多く同統計が発表されるまでは102円台後半で推移すると見るようだ。


今日はホンダとIHIが2%台、その他、トヨタ、三菱重工、三菱UFJ,コマツ、パナソニックが1%台とまずまずの出来だった。株価は1万7千円、ドル円は103円が天井のようだが、これを破るのはなかなか難しいだろう。特に株価の方は年内は無理じゃないだろうか。もっとも年明けに何かあるかと言われてもなんとも言えないが、・・。


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