4日の日経平均株価は、ドル高と先物への買いで値を上げ、午後はやや足踏みしたが、売り込まれることもなく、前日比136円98銭高の1万6735円65銭と続伸した。続伸したのは9月5-6日以来約1カ月ぶり。東証1部の出来高は15億6282万株。売買代金は1兆7528億円。騰落銘柄数は値上がり1404銘柄、値下がり441銘柄、変わらず135銘柄。市場は、今週は週末に米9月雇用統計を控え、様子見になりやすい。円高による企業収益の下ブレリスクが上値を抑える一方で日銀のETF(上場投資信託)買い期待が支えになる。目先はもみ合い基調となりそうだと相場は動き辛いようだ。


4日の東京外国為替市場のドル円相場は、好調な米経済指標を受けて買いが強まり、1ドル=102円台前半に上昇した。102円台を付けたのは日銀が金融緩和強化策を決めた9月21日以来約2週間ぶり。終盤はポンド安・ドル高の進行がドル円に波及し、一段高となった。午後5時現在、102円39~40銭と前日比1円01銭の大幅ドル高・円安だった。始まり、ドル円は買い優勢となり102円付近に上昇。午前9時以降も断続的に買いが入り、102円40銭まで上伸した。午後は利益確定や調整の売りに押され、102円00~30銭台でもみ合い。終盤にかけてはポンドやユーロが対ドルで下落した流れを受けてドル円も102円50銭付近に水準を切り上げた。前日に発表された9月の米ISM製造業景況指数が好調だったことから米国の年内利上げ観測が高まり、ドル買い・円売りが進む展開となった。そのほか、ドイツ銀行の経営悪化懸念が後退したこともドル円を支援した。ただ、テクニカル的な上値抵抗線となる102円台半ばに接近すると上値は重く伸び悩んだようだ。


今日はすべての銘柄が値を上げた。目出度い。週明けに下げた重工系の三菱重工、IHIが2%台、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ,パナソニックが1%台、超優良株のコマツだけが1%未満と小幅だった。この先も相場が大きく値を伸ばすことはなさそうだ。この程度で行ったり来たりと言うところだろう。


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