大隅さんのノーベル生理学・医学賞の受賞決定を、家族や同級生らゆかりの人も祝福した。
「想像できないくらい驚いています」。神奈川県大磯町の自宅にいた妻の万里子さん(69)は、この日午後6時半過ぎ、テレビのニュース速報で大隅さんの受賞決定を知り、満面の笑みを見せた。
万里子さんは東京都立大(現・首都大学東京)を卒業後、東大大学院へと進み、同じ研究室で大隅さんと知り合った。2年後に学生結婚。2人の子に恵まれたが、子育てをほとんど万里子さんに任せ、自身は研究室にこもりっきりだったという。「忙しくて仕方なかった面もあるが、それにしても子育てには関わらなかった」と振り返る。
「夫はいいかげんで不思議な人。ずぼらで適当なのに、どうして実験がうまくいくのか、不思議で仕方なかった。私の方がよっぽどきちんとしているのに」とおどけてみせた。
難しいことは分からんが、細胞は外部から摂取するたんぱく質が足りないと細胞内に残っているたんぱく質の残骸などを分解して再利用しているらしい。こうした現象はがん細胞などで顕著で将来がんの治療につながるかもしれないという。それにしても毎年の受賞でなかなか素晴らしい。設備が整っていない、研究費が足りないというが、どうして、どうして、大したものだ。さらに素晴らしい研究の成果を残してほしい。
日本ブログ村へ(↓)