3日の日経平均株価は、ドイツ銀行株不安の後退やそれを受けた米株高などで買いが先行したが、新規の手掛かりがなく手控えムードで上値が重く、前週末比148円83銭高の1万6598円67銭と反発。東証1部の出来高は14億9684万株、売買代金は1兆6279億円。騰落銘柄数は値上がり1322銘柄、値下がり520銘柄、変わらず136銘柄。市場は、ドイツ銀行の不安後退で前場は買い戻しを誘ったが、これで欧州金融問題が解決したとは言えず、買い進めない状況だ。今週は週末7日の米9月雇用統計に向けて米経済指標の発表が相次ぐだけに一方的にポジションを傾けづらいと言う。


3日の東京外国為替市場のドル円相場はドイツ銀行の経営悪化懸念後退による国内外の株高に支援されたものの終盤はポンドが対主要国通貨で売られた流れが波及し、軟化した。午後5時現在、101円38~39銭と前週末比50銭のドル高・円安だった。始まり、ドル円は豪州市場休場で薄商いの中、101円10銭台に下落したが、売り一巡後は101円60銭前後に買い直された。午前9時以降は改めて売られ、101円20銭台に軟化。正午ごろに101円50銭付近へ戻したが、午後は決め手となる材料を欠き、概ね101円30~40銭台でもみ合った。終盤はやや売られ、101円30銭前後に緩んだ。ドイツ銀行が米国での住宅ローン担保証券不正販売をめぐって支払う和解金が当初見込みから大幅に減額されると一部メディアが報じたことから、投資家のリスク回避姿勢が後退して米国や日本の株価が堅調地合いとなり、ドル円も水準を切り上げる展開となったものの、下値不安は薄らいだが、新たに買っていく材料もないそうで101円台半ばでは上値が重かったようだ。また、英国のメイ首相が来年3月末までにEUからの離脱を通告すると述べたこともドル円の頭を抑えたらしい。今夜は9月の米ISM製造業景況指数が発表される。50を割り込んだ前月から改善が見られるか、市場の注目が集まっているそうだ。


今日は、ホンダ、コマツが1%台、トヨタ、三菱UFJ、パナソニックが1%未満の小幅な上昇で全般的に上げたとは言え、内容は渋かった。重工系はIHIが3%台と大幅に値を下げ、三菱重工も1%台と株価を下げた。まあ、株価も1万7千円から1万6千円を行って来いで上にも下にも抜けないようだ。今年はこんなもので終わるかもしれない。来年は、・・これもあまり期待できないなあ。


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