29日の日経平均株価は、米株高、原油高、ドル高の順風で、前日比228円31銭高の1万6693円71銭と大幅に反発して取引を終了。東証1部の出来高は17億6092万株、売買代金は1兆8789億円。騰落銘柄数は値上がり1370銘柄、値下がり521銘柄、変わらず87銘柄だった。市場は、大幅な反発となったが、日経平均は1万7000円を上限、75日線(29日時点で1万6354円)を下限としたボックスの中の動きでトレンドに大きな変化はないようだと大幅上昇もやや冷めた目で見ているようだ。


29日の東京外国為替市場のドル円相場は、OPECの減産合意を好感した原油価格の上昇や国内外の株高などに支援され、1ドル=101円台半ばへ大幅上昇。終盤は利益確定売りに押されて伸び悩んだが、買い優勢の展開が継続した。午後5時現在、101円53~53銭と前日比79銭のドル高・円安だった。始まり、ドル円はじり高となり、101円近くに上伸。午前9時以降も日経平均株価の堅調や実需の買いにサポートされ、101円40銭台へ浮上した。正午ごろは101円30銭台で小動きとなったが、午後は日経平均の一段高を眺めて101円70銭台に上昇。終盤は上げが一服し、101円50銭台に緩んだ。OPECの減産合意を受けた原油・内外株高、ドイツ銀行の経営不安後退、米金利上昇などでリスクオンとなりドル円は約1週間ぶりの高値を付けた。半期末に伴う国内輸入企業の旺盛な買いも相場を後押しした。欧州市場ではOPECの減産合意が改めて材料視される可能性がある。原油、株高がもう一段進めばドル円は強地合いを維持する公算が大きいそうだ。


今日は日経平均は大きく上げたが、個別ではそうでもない。もっとも上げたのがパナソニック、IHI、コマツ、三菱重工などの2%台、ホンダ、三菱UFJの2大不良債権は1%台、主力のトヨタは1%未満だった。勝っているのはトヨタ、三菱重工、コマツの3社で特にコマツは超優良株だ。利益のほとんどはコマツに依存している。もっとも買ったのがリーマンショック後の日経平均7600円ほどの頃だから当然かもしれない。トヨタと三菱重工は買い足したのがちょっと効いている。それでもトントンだろう。一時はこの3社で200万を超える利益を出していたんだから驚きではある。さて、この先どうなるか。


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