28日の日経平均株価は、金融株を中心に売られたが、終盤、下げ渋って、前日比218円53銭安の1万6465円40銭と大幅反落。現地28日にイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控えていることもあり、様子見気分が尾を引いた。東証1部の出来高は16億4382万株、売買代金は1兆8211億円。騰落銘柄数は値上がり556銘柄、値下がり1223銘柄、変わらず101銘柄。市場は、米国株高でも配当落ち分は埋められず、ここまで戻らないのは珍しい。昨日の段階で配当の再投資などをにらんだ先回り買いがあり、その反動も出ているが、結局は為替にらみで、なお円高警戒レベルにあると円高ドル安警戒のようだ。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、手掛かり材料に乏しく、1ドル=100円台半ばを中心にもみ合った。終盤は対ユーロでのドル買いが波及し、ドル円は若干水準を切り上げた。午後5時現在は、100円74~76銭と前日比21銭のドル高・円安だった。始まり、ドル円は100円20~40銭台で推移した。仲値に向けては国内輸入企業の買いが入り、100円60銭台に上伸。午後は戻りを試す株価を強材料に100円70銭近くに上昇する場面もあった。その後は上げ一服となり、100円50~60銭台で取引されたが、終盤になるとドルが対ユーロで買われた流れがドル円にも波及し、100円80銭に接近した。本日は半期末のスポット応当日にあたり、ドル円は国内輸入企業の買いを主因に前日の海外時間から水準を切り上げる展開となった。もっとも、ドイツ銀行の経営不安や原油安が投資家心理を圧迫しており、ドル円の上昇余地は限られた。今夜、イエレンFRB議長が議会証言を行うが、金融政策がテーマではないためドル円の材料にはならないのではないかと見るようだ。
今日マイナスをつけなかったのはIHIだけで±0だった。下げの方は三菱重工、三菱UFJの三菱グループが3%台、トヨタ、コマツ、パナソニックが2%台、ホンダが1%台で引けた。もう株価も何で動くのか分からんが、市場によればやはり円高ドル安だそうだ。
日本ブログ村へ(↓)