15日の日経平均株価は、米株安や円高傾向などが嫌気されて前日比209円23銭安の1万6405円01銭と大幅に続落して取引を終えた。終値ベースでの1万6500円割れは8月26日(1万6360円71銭)以来、約3週間ぶり。東証1部の出来高は16億7356万株、売買代金は1兆8744億円。騰落銘柄数は値上がり438銘柄、値下がり1412銘柄、変わらず125銘柄だったようだ。市場は、現地15日の米国で米8月小売売上高や同生産者物価などの経済指標が発表されることを控え、後場に入り模様眺め気分が強まり、動意の乏しい展開となった」(中堅証券)との声が聞かれた。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、原油相場や国内株式の下落を受けて午前中に1ドル=102円を割り込む場面も見られたが、終盤にかけては102円台半ばまで買い戻された。午後5時現在、102円44~45銭と前日比68銭のドル安・円高だった。始まり、一時102円60銭台に浮上したドル円は前日のNY原油先物相場や朝方の国内株価が大幅続落したことに加え、五・十日に伴う国内輸入企業のドル買いフローが小さかったことを受けて売り優勢の展開となり、仲値通過後には101円90銭台まで下落した。ただ、102円割れの水準で下値の堅さを確認したことで午後にかけて買い戻しの動きが強まり、102円40銭台を回復。その後一時弱含んだものの終盤は欧州勢の買いに再びじり高に転じ、102円50銭台まで上昇した。NY時間には複数の米経済指標の発表が予定されているが、インフレ率の判断に用いられる生産者物価指数と個人消費の動向を示す小売売上高が注目されるそうだ。
今日、株価の足を引っ張った元凶の一つらしいホンダは3%近く下げている。IHIも2%台、トヨタ、三菱重工、三菱UFJは1%台、コマツとパナソニックは1%未満だった。ついこの間、日経平均は1万7千円台に突入かとか言っていたが、その舌の根も乾かないうちに加熱相場とか言われ、あっという間に1万6500円を割り込んだ。まあ相場と言うのはこんなものだろう。
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