14日の日経平均株価は、前場の引きから後半はやや立ち直った感があったが、円の下げ渋りや先物に売りが出て止めを刺され、前日比114円80銭安の1万6614円24銭と反落。東証1部の出来高は16億6404万株、売買代金は1兆7672億円。騰落銘柄数は値上がり533銘柄、値下がり1281銘柄、変わらず161銘柄。市場は、日銀のETF(上場投資信託)期待で買った向きが思惑外れとみて売りに回った可能性はあるが、前日、一昨日のレンジに近い動きであり、方向感は出ていない。来週は祝日を挟んで日米金融イベントを控えており、動きにくい状況が続くのではないかと言う。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤に向けて日銀追加緩和への思惑が改めて強まり、1ドル=103円台前半に水準を切り上げた。時間外取引の米長期金利が上昇したこともドル買いを後押しした。終盤には売りが出て、103円10銭前後に軟化した。午後5時現在、103円12~12銭と前日比1円30銭の大幅ドル高・円安で推移している。始まり、102円50銭台で取引されたドル円は東京時間に入ると日銀の追加緩和への思惑が高まったことでじり高で推移。ストップロスを巻き込んだ買いも入り、一時103円20銭付近に上昇した。同水準で買い一服した後は、上値の重さが意識され、午後にかけて102円80銭台前半まで緩んだ。その後は102円台後半で方向感の無い値動きが続いたが、米長期金利が時間外取引で上昇し、欧州参加者が買いポジションで参入したことにより、103円30銭台に水準を切り上げた。終盤は利益確定の売りが出て103円10銭前後に軟化した。今日の東京市場は日銀の追加緩和への思惑が強まったことで円は主要通貨に対して全面安となった。ただ、市場は、日米の金融政策発表を翌週に控え、調整的な動きが出たと見ているようで、トレンド形成には至らないそうだ。日米の金融政策の織り込み度合いがまちまちな中、今後の方向感は出にくいのではないかと言う。
今日値を上げたのはパナソニックだけで、それも0.15%と超小幅だが、緑の数字を見るとホッとする。大きく下げたのは三菱UFJで3%台、本当に不良債権だなあ。ホンダが1%台、トヨタ、三菱重工、IHI,コマツはそれぞれ1%未満だった。最近はどうして株価が上下しているのかその理由が分からなくなった。金融政策をめぐり各国で長期金利が上昇傾向にあることが警戒され、幅広い業種に売りが広がったそうだが、これで金融株が売られたのは分かる。業種別株価指数では、海運業、石油・石炭製品、鉱業が下落し、保険業、不動産業、陸運業が上昇したと言うが、長期金利で何でこうなるんだ。不可思議ではある。
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