7日の日経平均株価は、先物が売られて値を下げ、一時、1万7千円台を割り込んだが、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに下げ渋りの流れとなり、前日比69円54銭安の1万7012円44銭と3日ぶりに反落。東証1部の出来高は19億1584万株、売買代金は2兆1267億円。騰落銘柄数は値上がり1054銘柄、値下がり746銘柄、変わらず173銘柄。市場は、後場は為替にほとんど動きがなく、日銀のETF(上場投資信託)買い思惑がサポートした格好だ。下値の売り込みにくさは続くとみられるが、1万7千円超えは戻り売りが出やすい水準でもあり、指数はしばらくどっちつかずの状態になるのではないかとあまり冴えないようだ。
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、朝方に大きな売りが出た後はもみ合い商状となった。終盤、欧州投資家が参入してくると下げ過ぎの反動からやや買われた。午後5時現在は、1ドル=101円54~54銭と前日比1円81銭の大幅ドル安・円高だった。始まり、ドル円は102円前後で推移した後、大口の売りが出て、101円20銭台まで急落した。午前9時過ぎには一旦101円60銭台を回復したが戻りは鈍く101円20~50銭でもみ合った。午後は手掛かり難で101円40銭前後で推移した。終盤、欧州勢が参入してくると101円60銭付近まで買い戻された。市場予想を下回った8月の米雇用統計や米ISM非製造業景況指数を受け、当面利上げはなしという雰囲気になってしまった。今後、要人から強いメッセージがあれば別だが、市場の目線は下方向になったそうだ。米利上げに対する期待がこのところのドル上昇の材料となっていたため、しばらくは下値が警戒される展開となりそうだ。
今日は結果としては全部下げている。下げ幅が大きいのはIHIと三菱UFJで2%台、三菱重工とパナソニックが1%台、トヨタ、ホンダ、コマツは1%未満の小幅だった。米雇用統計などの指数が悪かったようでドルが大きく値を下げたのが響いたのか、まあ、今年の相場は行ったり来たりでなかなか安定しないようだ。
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