6日の日経平均株価は、前日の米国市場休場が響いて材料不足の中様子見が多かったが、ドル高が好感されたようで小幅ながら、前日比44円35銭高の1万7081円98銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)は同8.73ポイント高の1352.58ポイントと5日続伸し、6月8日以来約3カ月ぶりに終値ベースで1350ポイントを回復した。東証1部の出来高は15億4267万株。売買代金は1兆6249億円。騰落銘柄数は値上がり1561銘柄、値下がり311銘柄、変わらず101銘柄。市場は、今月の日銀金融政策決定会合、FOMC(米連邦公開市場委員会)ともに見方が分かれている。日経平均は1万7000円を回復したが、一段と買い上がる材料にも欠ける。目先は方向感を見つけ難い状態で米経済指標や当局者の発言に振らされやすい展開になりそうだと主体性のない相場模様に警戒感を見せていた。


6日の東京外国為替市場のドル円相場は、株高などで買われた後、終盤は調整の売りが出てもみ合った。午後5時現在は、1ドル=103円35~35銭と前日比01銭の小幅ドル安・円高だった。始まり、103円40銭近辺で推移したドル円は午前9時以降、安寄りして始まった日経平均株価の切り返しに支えられ、中値すぎには103円60銭台に浮上した。その後発表された豪経常収支が市場予想よりも良好だったことから豪ドルが上昇。ドル円もつれ高となり、103円80銭付近まで上伸した。昼前に浜田内閣官房参与が一部報道機関に対して日銀の追加緩和に否定的な考えを示したことが伝わると、103円30銭台に急落。午後は買い戻しが入り103円70銭台まで回復したが、終盤は調整的な売りが出て103円30銭前後でもみ合った。米利上げ観測に支えられ、FOMCまではドル買い地合いの強さが続きそうだが、金融政策の先行きが見通せない中、20日から始まる日銀決定会合、FOMCまでは要人発言が特に材料視されそうだと言う。


今日値を上げたのはホンダ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックだが、もっとも上げたパナソニックで0.1%台、その他は0.01%台と言う超低レベルなので動きなしとあまり変わらない。下げたのはIHIが1%弱、トヨタ、コマツは1%未満と言ったところでかなり渋い動きだった。相場もこれと言った材料がなく先が読めないところがあるのだろう。


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