2日の日経平均株価は、昼時に先物が弱含んでその後は売りが先行、米国の雇用統計待ちで持ち高調整売りもあり、買い進む動きも弱く、前日比1円16銭安の1万6925円68銭と3日ぶりに小反落したが、TOPIX(東証株価指数)は前日比3.38ポイント高の1340.76ポイントと3日続伸し、終値で6月8日(1350.97ポイント)以来ほぼ3カ月ぶりの高値水準となった。東証1部の出来高は16億4463万株、売買代金は1兆8673億円。騰落銘柄数は値上がり854銘柄、値下がり945銘柄、変わらず174銘柄。市場は、日中値幅は狭く、出来高も少ない。米雇用統計待ちで来週はその結果を受けた為替動向次第ということになる。ただ、来週末にメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えるが、裁定買い残が少なく、波乱はないとみられ、方向性に乏しい展開が続く可能性もある」(準大手証券)との声が聞かれた。
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から様子見姿勢が強まり、1ドル=103円台半ばで小動きとなった。朝方にやや売りが先行した後は終盤にかけて調整的な買いが強まった。午後5時現在は103円57~58銭と前日01銭のドル高・円安だった。始まり、103円20銭台を中心に取引されたドル円は、一旦小幅に売られ103円10銭台に下落した。仲値にかけては実需の買いが入り、103円40銭台に上昇。午後は今晩発表の8月の米雇用統計を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まり103円30銭台を中心とした狭いレンジでの値動きが続いた。終盤は欧州投資家の調整買いが入って一時103円70銭台まで水準を切り上げたが、利食い売りに押される場面もあり、103円50~60銭台でもみ合った。FRBのイエレン議長やフィッシャー副議長が最近の講演やインタビューで利上げに前向きな発言をしていることからマーケットの関心は米金融政策の先行きに集まっている。ドル円相場では早期利上げ期待の高まりに比例して日米金利差の拡大を意識したドル買いが進んでいるが、債券、金利市場ではそれほど織り込みが進んでいないようで市場参加者の間でも見方が分かれている。日本時間午後9時30分に発表される8月の米雇用統計の結果を受け、9月利上げの有無が見通せるのではないかと言う。
今日値を上げたのは何と驚いたことに三菱UFJだけで1%未満の小幅な上げだった。下げたのはコマツとIHIが1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工、パナソニックは1%未満だった。ここしばらくは米国の利上げが焦点になるだろうか。ドルが上げてくれると株価も1万7千円超が見えてくるのだが、・・。
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