1日の日経平均株価は、米国株が下げた影響で売り優勢から始まったが、売り一巡後は買いに転じでプラス圏で推移するも上値を追う状況ではなく、前日比39円44銭高の1万6926円84銭と小幅続伸して取引を終えた。東証1部の出来高は18億4374万株、売買代金は1兆9541億円。騰落銘柄数は値上がり1182銘柄、値下がり656銘柄、変わらず134銘柄だった。市場は、日経平均は戻りを試す踊り場にあるが、戻り待ちの売りを吸収し、売買代金が2兆円前後を維持して推移するようであれば上値を試す場面もありそうと期待半分と言うところのようだ。


1日の東京外国為替市場のドル円相場は、2日夜の米雇用統計発表を前に様子見ムードが強く値動きは限られた。終盤は欧州投資家の持ち高調整の買いが入り、強含んだ。午後5時現在は1ドル=103円56~57銭と前日比29銭のドル高・円安だった。始まり、ドル円は103円30銭前後で取引された。午前9時以降は調整売りが強まり、仲値過ぎには103円近辺に沈んだが、その後は買い戻しが入り、正午前後は103円20銭台を回復。株価が大引け前に騰勢を強めるとドル円も103円40銭付近を付けた。終盤、欧州勢が参入する時間帯にはやや緩んだ後に調整買いが入り、103円50銭前後まで上伸した。米雇用統計発表を前に積極的に取引しにくく市場は、しばらくは持ち高調整主体の相場が続くだろうと言う。米国時間に発表されるISM製造業景況指数については、雇用の指数が注目されており、数字が強いとドル買いにつながりやすいそうだが、FOMCの投票権を持つメスター・米クリーブランド連銀総裁講演もあり、発言はドル円相場に影響する可能性が高いそうだ。ドル円は当面、米国の経済指標や利上げに関するFRB高官の姿勢に左右されやすい展開が続きそうだ。


今日もっとも上げたのは何と三菱UFJで1%台の後半、続いてホンダが1%台前半、トヨタとパナソニックは1%未満だった。下げたのは三菱重工、IHI、そして超優等生のコマツだったが、いずれも1%未満の下げ幅だった。日経平均はちょっと戻しつつあるようだが、1万7千円を超えて値を守るのはまだまだ難しいだろう。


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