31日の日経平均株価は、円安を好感した買いが続き、やや足踏みもあったが、買い戻しが根強く堅調に推移して前日比162円04銭高の1万6887円40銭と大幅反発。終値での1万6800円台は15日(1万6869円56銭)以来半月ぶり。東証1部の出来高は20億8928万株、売買代金は2兆2045億円。騰落銘柄数は値上がり1459銘柄、値下がり404銘柄、変わらず109銘柄。市場は、1ドル=103円台に入った円安の影響が大きい。自動車、メガバンクなど指数寄与度の高い銘柄が堅調に推移し、雰囲気は良くなっている。ただ、週末が近づくにつれ、米雇用統計待ちのムードになりやすいのではなかとやや警戒感も見せていた。


31日の東京外国為替市場のドル円相場は、一時上値が重くなる場面も見られたものの米早期利上げ観測の強まりを背景に103円台前半を軸に堅調展開となり、終盤にかけては欧州勢の買いに一段高となった。午後5時現在、103円27~27銭と前日比90銭のドル高・円安だった。始まり、102円80~90銭台で推移したドル円は堅調に寄り付いた日経平均株価を眺めてリスクオンの姿勢が優勢となり、月末に伴う実需のドル買いにも支援されて仲値前後には103円20銭台に浮上した。その後、買いが一巡すると急速に伸び悩み、昼を挟んで102円90銭台を軸に上値の重い展開が続いたが、欧州勢参入前後から再度買い直されてじり高に転じ、終盤には103円30銭台まで水準を切り上げた。市場は、米の早期利上げ観測が強まり、期待先行でドル高が進行していると言い、利上げ実施の鍵を握る週末の8月米雇用統計への関心が高まっているようだ。その前哨戦となる今夜発表のADP全米雇用報告についても、結果次第では上下に振れる可能性があると言う。


金融、輸送関連が伸びていると言う割には三菱重工、IHI、三菱UFJが4%前後をつけている。客船やMRJでこけている三菱重工がなぜ伸びるんだろうか。パナソニックは2%台、コマツは1%台で好調と言うトヨタ、ホンダは1%未満だった。ドル高がもう少し進んでくれればいいのだが、せめて1ドル=110円辺りで、・・。


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