30日の日経平均株価は、米国雇用統計が出るまでは動きにくい状況でほかに材料もなく様子見に終始し、売りも買いもにらみ合いの膠着状態で、前日比12円13銭安の1万6725円36銭と小幅反落。東証1部の出来高は15億4953万株。売買代金は1兆6783億円。騰落銘柄数は値上がり778銘柄、値下がり1029銘柄、変わらず164銘柄。市場は、前日の大幅高で日経平均は1万7000円を前にした程よい水準に戻した。円安に振れればもう一段の上昇もあろうが、週末の米8月雇用統計の結果を見なければならず、動き辛い。今週はポジションを傾け辛く、大きな方向感は出ないのではないかと言う。
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、材料難から午後にかけて1ドル=102円台前半の狭いレンジでもみ合ったものの終盤には欧州参加者の買いが入り、水準を切り上げた。午後5時現在、102円37~37銭と前日比08銭の小幅ドル高・円安だった。始まり、101円90銭台で取引されたドル円は、軟調に始まった日経平均株価を眺めて一時101円70銭台まで水準を切り下げたが、五・十日に伴う実需の買いに仲値通過後には102円20銭台に上昇。その後は取引材料に乏しいことから動意を欠き、102円10銭台を軸に狭い値幅でもみ合った。しかし終盤になると欧州勢の買いが優勢となってじり高に転じ、102円40銭台に値を上げた。9月の米追加利上げの有無に関心が集まる中、市場は、週末の米雇用統計の発表まではこう着が続くと言うが、日本時間の今夜、米通信社によるフィッシャーFRB副議長のインタビューで前週末と同様にタカ派的な発言が出た場合はドル買いの様相が強まるとの見方も出ているようだ。
今日は6社が値を上げたが、筆頭は何と三菱UFJで1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI、パナソニックは1%未満で小幅な上げだった。まあ、相場模様が小雨状態なので上出来だろう。下げたのは優良株のコマツだが、これも1%未満の下げで特に気にするほどのことはない。市場は米国雇用統計待ちと言うが、米国の金利上げがいつどの程度のなるかがカギのようだ。
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