三菱航空機が開発中のジェット旅客機MRJが米国行きの飛行を2日連続で中止したのを受け、同社は次の出発を1カ月前後遅らせる方向で検討に入った。部品の取り寄せや経由地のロシア政府の飛行許可を取り直すのに時間がかかる可能性が高いため。米国で飛行試験を始めるのが遅れ、開発スケジュールはさらに厳しくなりそうだ。
MRJは、米ワシントン州で飛行試験を行うため、27日と28日に愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を出発したが、2回とも飛行中に空調システムの不具合が見つかり、引き返した。システムをつくった米国のメーカーとともに原因究明を進めている。
三菱航空機によると、同じ部分の故障が続いたため幅広く調査しており、時間がかかっている。交換部品を米国から取り寄せる可能性があり、その場合、次の出発は9月下旬以降にずれ込むという。
また米国行きでは、途中にロシア・カムチャツカ半島で給油するため、ロシアの航空当局から領空通過と着陸の許可を得る必要がある。数週間がかりで取った前回の許可はすでに切れているため再申請が必要で、この手続きにも時間がかかる見通しだ。
飛行許可を取り直すのに数週間かかると言うならその間しっかり点検し直したらどうだろう。米国の会社が作った空調センサーなら向こうに飛んで作った会社に見直させればよかったのにねえ。黙って気合で飛んで向こうで直せばいいのに、・・。そうもいかないか。
日本ブログ村へ(↓)