29日の日経平均株価は、ドル高や先物への買いが入って上げ幅を拡大、前週末比376円78銭高の1万6737円49銭と3営業日ぶりに大幅反発。終値での1万6700円台は17日(1万6745円64銭)以来8営業日ぶり。東証1部の出来高は16億1667万株、売買代金は1兆8027億円。騰落銘柄数は値上がり1540銘柄、値下がり363銘柄、変わらず62銘柄。市場は、後場はほとんど動きがない。円安は支えだが、まだ1ドル=100円割れが回避された程度のイメージだ。日経平均でみると上値に出来高が膨らんだゾーンがあり、さらに円安が進まないと上は難しい。週末には米雇用統計を控えており次第に見送りムードが強まってくると先行きへの警戒感が強いようだ。


29日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤にかけてやや伸び悩んだものの先週末のイエレンFRB議長らの発言で米早期利上げ観測が急浮上したことを受けて終日じり高の展開となり、1ドル=102円台前半に上昇した。午後5時現在102円29~30銭と前週末比1円88銭の大幅ドル高・円安だった。週明けのドル円はオセアニア時間に102円台に上昇した後は、利益確定の売りに一旦101円80銭台まで下落した。しかし東京時間に入り、円安を好感して日経平均株価が反発して寄りつくと投資家のリスク回避姿勢が後退。安全資産とされる円を売ってドルを買う動きが強まり、午後にかけて概ねじり高歩調で推移した。終盤に入ると102円40銭近辺まで水準を切り上げたが、英国市場が休場ということもあり参加者が少ない中、その後は買いが鈍ってやや上値が重くなった。先週末のジャクソンホール会合におけるイエレンFRB議長の利上げに前向きな発言に加え、フィッシャーFRB副議長が米テレビのインタビューで9月を含む年内2回の利上げの可能性を認めたことで、米早期利上げ観測が急速に高まった。ただ市場は、FF金利先物を見ると9月利上げの市場織り込みは依然不十分だそうだ。今後はフィッシャー副議長も言及した週末の8月米雇用統計に注目が集まるそうだ。


今日はどこも元気に大きく値を上げている。IHIが6%に近い上げ、トヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJが3%台、コマツとパナソニックが1%台でどこも大躍進ではある。しかし、まあ市場が言うようにドルも100円割れがちょっと遠のいたという程度、一時期は120円を超えていたのにどうしてこうなるんだろうねえ。


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