民進党の前原誠司元外相は26日、党本部で記者会見し、党代表選(9月15日投開票)に出馬することを正式表明した。前原氏は立候補の理由について、「私も旧民主党政権が国民の落胆と失望を招いた戦犯の一人だ。深い反省に立ち、そのことを身に染みて分かっている人間が中心となり、政権を目指すべきだと考えた」と述べた。

 
前原氏は、次期衆院選における野党共闘について「次は政権選択の選挙であり、内政や外交、安全保障など考え方の違うところと組むのは野合だ」と述べ、基本政策の違う共産党との連携に否定的な考えを示した。「基本政策を民進党がしっかりと打ち出し、協力のできるところ(政党)と協力するのが大事だ。初めから政党の数合わせを考えるなら、大局を見失う」とも述べた。

 
憲法改正問題については、「社会不安や閉塞(へいそく)感をどう取り除くかが最大の政治使命だ。憲法改正は最優先課題とは思っていない」と指摘。戦力不保持をうたう9条については「9条そのものが立憲主義の観点に立てば、最も不安定な条文だ」と述べ、改正が必要との考えを示した。

 
ただ前原氏は、「党内にも国内にもいろいろな考え方がある。9条こそが平和を守っていると考えている人もいる。その考え方は尊重したい」とも強調。「党内でしっかり議論し、たとえ代表であったとしても党内の議論の集約を尊重するのが私の考え方だ」と説明し、党内議論の結論に従う考えを示した。

 
前原氏は具体的な政策として、0~5歳児の保育無償化(必要財源約1.2兆円)と国公立大学の授業料無償化(同約1.6兆円)を提案。両案の財源として、消費税率を8%から10%に引き上げる際の増税分1%を充てると述べた。


いろいろな考え方を尊重し、党内議論の集約を尊重する。そして何も決められない、何もできない民進党が生まれる。まあ、「言うだけ番長」だからそれでいいのかも、・・。2番容認派のレンホーさんと一騎打ち、さてどんな党に生まれ変わりますかねえ。


日本ブログ村へ(↓)