25日の日経平均株価は、米株安で軟調、午後の先物に買いが入って値を上げたが、後が続かずマイナス圏に落ち込んで、前日比41円35銭安の1万6555円95銭と反落して取引を終えた。東証1部の出来高は13億4919万株、売買代金は1兆7121億円。騰落銘柄数は値上がり916銘柄、値下がり889銘柄、変わらず168銘柄だった。市場は先物に買いが入ったことについて、前場引け後の立会外取引でクロス取引が多かったことから日銀によるETF(上場投資信託)買いが後場に入ることを期待し、株価指数先物主導でプラスに転じたようだ。期待先行だったことから押し上げ効果は限られたと分析しているようだ。


25日の東京外国為替市場のドル円相場は、朝方やや買われたものの様子見ムードが強く、もみ合いに終始した。午後5時現在は1ドル=100円41~41銭と前日比14銭のドル高・円安だった。始まり、100円40銭台で推移したドル円は午前9時前後にやや買いが強まり100円60銭付近に上昇、その後は買い一服となり100円40銭台で取引された。午後にはプラス圏に浮上した株価を眺め、ドル円も強含む場面があったが、大引けにかけて株価が軟調となると100円30銭台まで値を下げた。欧州勢参入後は同水準でもみ合った。欧米時間もレンジ圏内の動きにとどまるだろうとのことで週末のイエレンFRB議長講演までは値動きの乏しい相場が続くとの見方が多い。市場は、イエレン氏は利上げに関して市場に言質を与えるような話はしないだろうと見るようだ。


今日値を上げたのは三菱重工1%未満とホンダ0.1%未満でIHIは変わらずだった。下げたのはパナソニックが1%台、トヨタ、三菱UFJ,コマツが1%未満でどこも大きな動きはなかったようだ。ドルもレンジ相場で動きはないし、相場も材料を探して停滞のようだ。


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