24日の日経平均株価は、ドル高傾向と先物への海でやや値を伸ばしたが、狭い値幅でもみ合って、前日比99円94銭高の1万6597円30銭と反発。新規の手掛かり材料難に加え、週末26日にイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えていることもあり、様子見気分が強まった。東証1部の出来高は13億2287万株、売買代金は1兆6077億円。騰落銘柄数は値上がり1237銘柄、値下がり587銘柄、変わらず149銘柄。市場は、後場はしっかりだが、ほとんど動いていない。日経平均は過去3年平均のPER水準からすれば割安な位置と言えよう。もっとも、円は1ドル=100円近辺でウロウロし、依然気掛かりなレベルだ。結局、週末のイエレン議長の講演をにらんで材料待ちということになるだろうと言う。


24日の東京外国為替市場のドル円相場は、週末のイエレンFRB議長の講演を控えた様子見ムードが継続し、1ドル=100円台前半を中心とした値動きとなった。終盤は欧州勢の売りが優勢となり、100円20銭台に下落した。午後5時現在は100円27~28銭と前日比17銭のドル高・円安だった。始まり、100円10~20銭台で取引されたドル円は午前9時に向けてじりじりと上昇。仲値前後には実需の買いが入り、100円50銭台まで浮上。その後は利益確定の売りに押され、100円20銭近辺まで水準を切り下げた。ただ、同水準では買い戻しが入り、再び100円30~40銭台に上伸。午後にかけても方向感を欠き、100円20~40銭でもみ合った。ドル円は、26日のイエレンFRB議長の講演を見極めたいとの向きが多く、様子見姿勢が強まっている。市場は、大きな値幅を狙わずに狭いレンジで利益確定の動きが出ていると言う。先週から複数のFRB高官による早期米利上げに前向きな発言が続いているが、マーケットは依然として9月利上げに懐疑的だそうで、ドル円は今後も積極的に買っていく材料は見当たらず、引き続き下値警戒感が残るそうだ。


今日もっとも値を上げたのはトヨタで2%台、次がIHIで1%台、ホンダ、三菱UFJ,パナソニックは1%未満の小さい上げだった。凹んだのは三菱重工とコマツで重工は1%台の下落、コマツは1%未満だった。どうも相場模様は今一つはっきりしないようだ。


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