18日の日経平均株価は、米株高もドル安円高に食われて市場は値を下げ、前日比259円63銭安の1万6486円01銭と反落して取引を終えた。東証1部の出来高は18億7609万株、売買代金は2兆1485億円。騰落銘柄数は値上がり304銘柄、値下がり1594銘柄、変わらず75銘柄だった。市場は、日銀のETF(上場投資信託)買い期待が後退し、午後2時30分すぎに株価指数先物にまとまった売りが出て1万6500円割れにつながったと恨めしそうだった。


18日の東京外国為替市場のドル円相場は、夏季休暇シーズンで薄商いとなる中、投機的な売り買いが交錯し、終盤は1ドル=100円前後で推移している。午後5時現在、100円02~03銭と前日比69銭のドル安・円高だった。始まり、100円20銭台で取引されたドル円は午前9時に向けて売りが強まり、一時99円60銭台に急落した。仲値に向けては小幅に買いが強まったが、再び同水準まで沈んだ。その後、財務省・金融庁・日銀による臨時会合の開催が伝えられると100円10銭台まで買い戻された。午後には本田前内閣官房参与が日銀の追加緩和を予想したとの米紙報道を受け、瞬間的に100円30銭近辺まで反発する場面があった。ただ、影響は限定的ですぐに99円70銭台まで売り込まれた。その後も浅川財務官の円高をけん制する発言が伝わったが、内容に目新しさはなく材料視されなかった。今後のドル円動向について、市場は、何度も99円を付けると次第に慣れてきて下値への抵抗が薄くなる。結果として99円台への定着もあり得ると見ているようだ。一方で、例年8月はドル安・円高に振れやすく、中長期的には反発し、上値を目指す展開となると見る向きもあるようだ。


今日はすべてマイナスで値を落として引けている。大きいのはIHIで、3%台、その他、三菱重工、トヨタ、ホンダ、三菱UFJは1%台、コマツとパナソニックは1%未満で小幅だった。ドルが100円を割っては株価が上がるはずもないが、どうして円が買われるのか理解に苦しむ。まあ、いろいろ仕掛けがあるのだろうが、・・。


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