17日の日経平均株価は、前場は下げたものの後場には買いが優勢となり、相乗効果でドル高も生んで値を伸ばし、前日比149円13銭高の1万6745円64銭と3日ぶりに大幅反発。東証1部の出来高は17億5182万株、売買代金は2兆728億円。騰落銘柄数は値上がり927銘柄、値下がり919銘柄、変わらず127銘柄。市場は、ドル・円との相関的な値幅は縮まっているが、為替にらみの展開は続きそうだ。週足では上向きの26週線と下向きの52週線に挟まれ、煮詰まり感も少し出てきており、何かきっかけがあれば新たな方向性が出てくる可能性があると新たな材料に期待が集まるようだ。
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入りショートカバーが強まったことで、一旦1ドル=101円10銭台に上昇した。終盤は買いが一巡し、調整的な売りが出た。午後5時現在、100円71~72銭と前日比40銭のドル高・円安だった。前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円は早朝100円20銭台を中心に推移した。日経平均株価が寄り付き後に反発したことや浅川財務官の円高けん制発言が伝わったことで、仲値に向けて100円70銭近辺に上昇。買い一巡後は弱含み、100円50銭台でのもみ合いが続いた。午後にかけては、ストップロスを巻きこんだ買いが入ったことから101円10銭台まで急伸。終盤は調整売りや利益確定売りで水準を切り下げ、100円70銭台で取引された。イエレンFRB議長の側近とされるダドリーNY連銀総裁から利上げに前向きな発言が出たことで、市場ではFRBの動向を探る展開が続いている。ただ同発言を受けた後も早期利上げに向けた織り込みはあまり進んでおらず、FF金利先物で見ると市場は9月の利上げ確率を18%程度と予想しているそうだ。別の関係者は、最新の状況を反映したものではないが、日本時間の18日未明に発表される7月開催のFOMC議事要旨が材料視され得ると読んでいるようだ。
今日は各社とも好調でコマツが4%台後半、ホンダ、三菱UFJ,パナソニックが3%台、トヨタ、三菱重工、IHIが2%台でいずれも大きく値を上げていて万々歳だ。もっともこんな値上がりなど日々の気まぐれのようなものでまたどう動くか分からないのが昨今の相場事情のようだが、それでも上げてくれると気分がいいことは間違いない。
日本ブログ村へ(↓)