15日の日経平均株価は、夏休み期間中で取引が低調なこともあり、動きのない相場模様だったが、後半に先物が売られてマイナス圏に沈み、前週末比50円36銭安の1万6869円56銭と反落。東証1部の出来高は12億4377万株と約2年4カ月ぶりの低水準で、売買代金は1兆5701億円と今年2番目の低水準となる。騰落銘柄数は値上がり568銘柄、値下がり1260銘柄、変わらず144銘柄。市場は、日銀のETF買い期待で前場に仕込んだ向きがETF不発とみて売ったようだが、結果を見るまでは何とも言い難い。ただ、上値は重いながらも日経平均は出来高累計でボリュームのある価格帯を通過しており、一段高に進むようだとショートカバー(買い戻し)を誘うことになろうとちょっと期待をのぞかせているようだ。


15日の東京外国為替市場のドル円相場は、動意に欠ける展開が続き、1ドル=101円台前半で小動きとなった。終盤は欧州勢の売りが強まり、一時101円近辺まで下落した。午後5時現在、101円07~07銭と前週末比98銭のドル安・円高だった。ドル円は前週末の海外市場で売られた流れを引き継ぎ、始まりは101円20銭台で取引された。午前9時に向けてやや買いが強まり、101円30銭台に上昇。マイナス圏で始まった日経平均株価がじりじりと下げ幅を縮小すると、五・十日に伴う実需の買いも入ったことで仲値過ぎには101円40銭台半ばまで浮上した。ただ、その後は利益確定売りに押されて伸び悩み。午後に入ると株価が再度マイナス圏に沈んだことからドル円もじり安となった。動意に乏しい中、終盤にかけては欧州勢の売りが出て101円10銭台を割り込んだ。同水準では買い戻す動きもあり101円00銭~10銭台でのもみ合いとなった。日銀が9月の金融政策決定会合で明らかにする「総括的検証」の具体的な内容が不透明なため、市場は、緩和縮小の可能性が捨てきれず、大きくポジションを傾けにくいようだ。前週末の米国の経済指標が振るわなかったことからFRBの利上げの可能性を見極めたいとの指摘も少なくない。このため、今後は、日米両中銀の金融政策担当者の発言に一段と注目が集まるだろうと言う。


今日は値を上げた銘柄は、IHIが1%台、コマツが1%未満の2銘柄だけ、コマツはまた非売品のバケットローダーのミニチュアをくれた。これだから株を売却できなくなる。トヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックは下落、でもいずれも1%前後の小幅な下落だった。市場が動き出すのは17日ころからだろうか。


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