ひょんなことからバイクの免許を取ることになってもう4年目になった。すぐに大型二輪免許が取れるのかと思ったら、最初は普通二輪の小型限定免許を解除しろと言われてろくに乗ったこともないCB400で教習を受け、小型限定を解除した。


そして400Xを買ったのだが、それまでは二種原付しか乗ったことのない僕には400ccのバイクは何とも巨大な立派なバイクに見えた。それからよたよたとバイクに乗り始めたが、性能的にもこれで十分と思った。


試験場一発のイメージが強い僕には大型二輪免許などはるか高嶺の花だった。そんなこんなで結構楽しくバイクに乗っていたが、当時は仕事も忙しかったし、泊りがけでのロングツーリングなどしようとか思わなかった。大体、バイクのこと自体ほとんど何も知らなかった。この世に一体どんなバイクがあるのかそれさえも知らなかった。


それからバイク用品店の駐車場であのCB1300スーパーボルドール自慢のおじさんに出会って、「こんなきれいなバイクがあるのか」と思った。でも自分の免許ではこの優美なバイクには乗れない。「よし、大型二輪免許を取るぞ」と言うことになって今があるのだが、あの時、CB1300に出会わずにいたらどうなっていただろうか。


当時は仕事も忙しく面倒くさがりの僕だから、大型二輪免許など取らずにそのまま400Xに乗っていたかもしれない。考えてみれば出会いと言うのは不思議なものだ。そんな面倒くさがりの僕が、「よし、大型二輪免許を取ってCB1300スーパーボルドールに乗るぞ」と決心したのだからCB1300スーパーボルドールは僕にとってよほど強烈なイメージだったんだろう。


免許は若干の問題はあったものの何とか取れてCB1300を買おうとしたらモデルチェンジで4か月ほど待たされたが、無事に僕の手に入り、そのCB1300スーパーボルドールに今も乗っている。考えてみれば運命的な出会いなんだろうけどあの時にCB1300に出会っていなければ今も普通二輪免許だったように思う。そしてこれほどバイクにのめり込むこともなかっただろう。うーん、CB1300スーパーボルドール、僕にとってはまさに一つの運命だったんだなあ。


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