12日の日経平均株価は、昼時一時凹んだが、その後は米株高や円安などに押されて強含み、最後にお盆休暇で利益確定に押されたが、前営業日比184円80銭高の1万6919円92銭と大幅反発。終値での1万6900円台は6月1日(1万6955円73銭)以来ほぼ2カ月半ぶりとなる。東証1部の出来高は17億7292万株、売買代金は2兆1364億円。騰落銘柄数は値上がり1268銘柄、値下がり600銘柄、変わらず104銘柄。市場は、日銀のETF(上場投資信託)買い効果で下値が堅いのは確認済みであり、海外株高や為替相場の落ち着きで買い戻しを誘いやすい。7月21日戻り高値1万6938円96銭(終値ベースで1万6810円22銭)を超え、25日線と75日線がゴールデンクロス(GC)し、13週線と26週線もGCの流れにあり、チャートは良くなっている感じだと良い値に気持ちも弾むようだ。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、堅調な日経平均株価などを支援要因に1ドル102円台前半まで水準を切り上げたが、上値は重く買い一巡後は102円を挟んでもみ合う展開が継続した。午後5時現在は、102円05~06銭と前営業日比56銭のドル高・円安だった。始まり、101円80~90銭台で推移したドル円は日経平均の反発を背景に買いが強まり、午前10時前には102円20銭付近に上昇。ただ、積極的にドルを買う雰囲気でもないそうで、正午すぎには伸びを欠き101円90銭付近まで軟化した。その後は102円を中心とした狭いレンジ圏での動きとなったが、終盤はやや売りが優勢だった。ドル円は底堅さがみられる一方、上値を追う勢いも乏しい。市場関係者は、今日の米小売売上高まで動かないと言う。米国の利上げ時期が不透明で、7月のFOMC議事要旨やイエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演を見極めるまでは大きく動きにくいようだ。
今日上げたのはIHIが2%台、トヨタ、三菱重工が1%未満だった。パナソニックは変わらず、下げたのは三菱UFJが1%台、ホンダとコマツが1%未満で上げも下げもさほどは大きくなかったようだ。休みの狭間なのであまり積極的な動きはないだろう。
日本ブログ村へ(↓)