昨日は二輪の卒業検定があったが、半数が落ちてしまった。なかなか厳しい。前回、スラロームでエンストしてこけて中止になった教習生は見事合格、50代の大型二輪教習生も合格、ところが女性の大型二輪教習生は減点超過で不合格、大型二輪の試験で減点超過と言うのは極めて珍しい。ふらつきや足つきなどが多かったようだが、要するにまだ乗りこなせていないということだろう。
考えてみればバイク真っ新の人が29時間程度の教習で大型二輪まで乗れることになる。僕なんか、ほとんどバイク真っ新の状態ではあったが、普通二輪の小型限定を持っていたので17時間で大型二輪に乗ってしまった。恐るべしではある。免許制度上はそれで大型二輪免許を受ければどんなバイクでも乗れるようになるのだが、実際にある程度バイクを思うように動かせるようになるまでにはずい分と月謝を払って乗り回さないといけない。
教習所の二輪教習はそのほとんどが低速バランス走行でそれ以外は指定速度、坂道発進、急制動くらいなものだろう。二輪には仮免許制度もないし、教習所のコース内でできることは低速バランスくらいだろうけど、それが重要なことは百も承知はしているが、他にもいろいろあるだろう。
免許を受けて一番困ったのはコーナリングで一体どのくらいバイクが頑張るのかそれが全く分からない。おっかなびっくり曲がっていると後ろから四輪に煽られる。逆に高速走行などはどうということはない。スピードを出すだけならサルでも出せる。パワーも有り余るほどあるのでストレスは感じなかった。
何よりも手強かったのはタイトターンで立ちごけの最大の原因だったんだけど要するにパワーをかけておけばいいことでパワーがかかっていればバイクは倒れない。パワーをかけると同時にバイクを曲がる方向に思い切り倒し込むとくるりと小さく曲がってきれいに立ち上がる。
四輪もそうだけど教習所で教えてくれることは公道を走るために必要なことの10%もない程度でそれ以外のことは自分で体で覚えていかないといけない。欧米にはプロドライバーが危険回避などを教えるドライビングスクールがあると聞く。
日本でもライダースクールなどやっていてここでも年間数回開催するが結局教習の二番煎じのようなことで終わってしまう。スラロームと一本橋やってればいいってもんじゃねえだろう。もっともインストラクターとマンツーマンでサーキットなどを使って行う参加費用数十万のドライビングスクールと参加費1千円(教習所でやるのはタダ)のライダーズスクールでは比較にならないけど、・・。
まあ、それでもバイクも走行距離が3車種で2万5千キロを超えてまあまあ普通に走っている分には余裕で走れるようになった。昔、四輪で1万キロ走って何とか一人前と言われたが、バイクはもう少し必要だろうか。いずれにしても安全第一で走っている分には問題はないが、・・。
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