8日の日経平均株価は、ドルの落ち着きや先物への買いが入って前週末比396円12銭高の1万6650円57銭と大幅反発。終値での1万6600円台は1日(1万6635円77銭)以来1週間ぶりとなる。東証1部の出来高は21億1748万株、売買代金は2兆2593億円。騰落銘柄数は値上がり1392銘柄、値下がり502銘柄、変わらず76銘柄。市場は、結構強い動きだが、ショートカバー(買い戻し)が中心。ここから上は累積出来高が膨らんだゾーンでもあり、売りが出やすい。指数はこの辺でもみ合い、個別対応になるのではないかとこれから先の相場にやや懐疑的なようだ。


8日の東京外国為替市場のドル円相場は、取引材料の不足から1ドル=102円前半で方向感に乏しい展開となり、終盤にかけてやや上昇した。午後5時現在102円28~28銭と前週末比1円21銭の大幅ドル高・円安だった。前週末に発表された米雇用統計が堅調な数字だったことを受け、ドル高・円安に振れた海外時間の流れを引き継いだ。東京時間の早朝、ドル円は買いが強まり102円20銭台に浮上した。その後は日経平均株価が大幅に上昇した一方で、ドル円は上値の重さが意識され102円10銭台で伸び悩んだ。午後に入ってからは手掛かり難の中、101円前後で方向感に欠ける展開が続いた。終盤になると、強い米雇用統計を受けた欧州勢の買いが改めて入り、102円20銭台後半に上昇した。7月の米雇用統計の結果は好感されているが、4~6月期の米実質GDPの不振から9月の利上げ観測は高まっていないそうで、そのことがドル円の上値の重さを意識させているという。今後については、月末のイエレンFRB議長の講演までトレンドを形成するような材料は見あたらないようだ。


今日はどこも大きく値を伸ばした。IHIとコマツが6%台、三菱UFJが5%台、三菱重工が4%台、トヨタとホンダが3%台、パナソニックはちょっと落ちて1%台、しかし、この辺も買い戻しの結果なのでこの先伸びがあるかどうかが問題だが、その辺は難しそうだ。


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