政府は5日、北朝鮮の弾道ミサイル発射が相次いでいることを踏まえ、自衛隊に迎撃態勢を取らせる「破壊措置命令」を常時発令した状態にすることが可能かどうか検討を始めた。

 
発射の兆候を把握していない場合でも態勢を整える狙いがある。政府関係者が明らかにした。

 
北朝鮮は3日、「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射。秋田県沖約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて着弾した。事前に兆候をつかむことが困難な発射台付き車両(TEL)が使われたとみられ、日本政府は破壊措置命令を発令していなかった。

 
常に破壊措置命令を発した状態にすれば、日本海では迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦、地上では地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を、より柔軟に展開することが可能になるとみられる。

 
ただ、破壊措置命令に関しては、自衛隊法で弾道ミサイルの危険がなくなった場合は「速やかに解除しなければならない」と定められており、関連法令を含めて整合性を取ることが課題となる。

 
また、長期間のミサイル迎撃態勢を維持するためには、増員を含めた部隊の整備が必要になるため、政府は今後、さらに詳細を詰める方針だ。


まあ本気でミサイル攻撃をかけてくるわけでもないので真剣に対応する必要もないだろうけど、少なくとも、「お前らに対してこっちは常時臨戦態勢を取っているんだぞ」と言うことを分からせることは外交的には意味があると思う。これはあくまでもポーズだから、・・。


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