1日の日経平均株価は、先物の動きに左右されたが、先物に買いが入ると値を伸ばして前週末比66円50銭高の1万6635円77銭と続伸。メガバンク中心に銀行株の上昇が目立ち、ファーストリテなどの値がさ株も堅調に推移し、指数高につながった。東証1部の出来高は24億409万株、売買代金は2兆4867億円。騰落銘柄数は値上がり508銘柄、値下がり1384銘柄、変わらず78銘柄。市場は、前週末よりも円高水準にありながら日経平均株価がプラス引けて御の字だろう。日銀がETF(上場投資信託)買い入れ額を6兆円に拡大し、株式へのインパクトは大きい。裁定買い残は縮小し、解消売りで下げるという循環にもなりにくく底堅い動きが続くとみていると株価の堅さには自信を見せているようだ。
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、前週末に大きく売り込まれた反動で買い戻されたが、戻りは鈍く1ドル=102円台前半にとどまった。終盤は売り優勢となり、102円30~40銭台に緩んだ。午後5時現在、102円38~38銭と前週末比1円22銭の大幅ドル安・円高だった。前週末に大きく売られた海外市場の流れを引き継ぎ、始まりは、102円前後で推移。午前9時に向け買いが強まり、102円50銭付近に上昇した。仲値すぎは売り買いが交錯。反落して始まった日経平均株価がプラスに転じるとドル円も買い優勢となり、102円70銭付近まで値を上げた。ただ、買いの勢いは同水準で一服し、102円30銭近辺に下落。終盤にかけては堅調な株価を眺めて一時強含んだが、欧州勢参入に伴う売りが出て小幅ながら102円30~40銭台に下落した。前週末に乱高下した反動から、1日の東京市場は急ピッチで売られた分を買い戻す向きが多かったようだ。日銀の金融政策発表を通過し、今後の市場参加者の関心は再び米国の経済状況や金融政策に戻る。今晩のISM製造業景況指数を筆頭に個人消費支出、雇用統計など今週発表の米国の重要指標に注目が集まりそうだ。当面、外為市場は、米利上げの時期を探る展開が続くようだ。
今日は三菱UFJが4%台と大きく上げている。その他、値を上げたのはホンダだが、1%未満のささやかな上げだった。一方値を落としたのは7%近い下落のパナソニック、6%近いIHIなどせっかく上げた分をみんな吐き出してしまった。トヨタ、コマツは1%台の下落、三菱重王は0.01%の超小幅な下落だった。今日はドルが大きく値を下げたのに株価が上げるという何時もとは真逆の展開だった。株価は先物の動きで上下したようだが、まだまだ上昇傾向には程遠いようだ。
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